年初来高値を更新!だが・・・
日経平均上昇の追い風もあり、年初来高値を更新したセルシス。9月27日(金)の終値は引けピン(1,230円)ということで週明けの窓開け上昇を期待する買いが殺到。上場来高値更新(1,279円)も目前・・・という中での石破ショック。PTSでは1,158円と大幅に下落しています。私の株価最低ラインは1,080円なので、瞬間的な下落余地はあると思っています。今日は今後のセルシスが抱える不安材料を2つ(+1)紹介します。
市場の安定+来期の順当な成長を折り込めば、1,080円は最低ライン。
セルシスの下落材料
爆増した信用買い残
株価が上がった時に信用買い残が大きく増えています。やりやがったな・・・。これ、来週の火曜日発表される分も増えている可能性あります。1150円以下になったら、投げもあるので重くなりますよ!!
そもそも株価が上昇した材料はプライムへの市場変更で業績ではありません。安定的な上昇には業績!頼むぞ!
通常配当を減配?
9月25日(水)お昼に発表された来期の記念配当10円。本来ならうれしい材料ですが、9月25日、9月26日は下げて引けいています。どうしてでしょうか?記念配当自体は私でも予想できる範疇だったからでしょう。(もちろん、時期や記念配当がどの程度かは予想できませんが)。長期保有を目的とした、来期の記念配当にする、ということはとても良いだと思いました。10円ありがとうございます。でも・・・もっと良いIR手法あったと思います。
「来期の普通配当は未定でありますが、2024年12月期の配当を基準に決定」なるほど。で、配当の基準は?
2024年12月期は配当性向30%以上を基準。なるほど。で2024年12月期の配当性向は?
2024年12月期の配当性向は56%ですが、セルシスを知らない人から見ると「今期が特別」だと思うかもしれませんね。仮に来期のEPSが四季報予想の45.4円で、配当性向が30%だとすると、来期の通常配当は13.62円になります。これに記念配当の10円を加えると合計で23.62円。四捨五入して24円となり、2024年12月期と変更がない計算です。つまり、「記念配当がなければ減配」とも読み取れますし、2026年12月期には確実に減配することになります。
もし長期保有を促すなら、「累進配当」に加えて「配当性向を50%に変更する」という方針を中期経営計画で発表すれば、整合性が取れたのではないでしょうか。これにより、プライム記念配当として10円をわざわざ出す必要もなく、「成長×増配」銘柄としての認知を得ることができたと思います。会社も出費を抑え、その分を社員に還元できたかもしれません。
もちろん、来期の通常配当が14円になるとは思いませんが・・・惜しみなく情報を開示するIRには敬意を表します。
株式相場のクラッシュ
これは仕方ありません。石破総理、投資家にやさしい税制を期待しています。
今後のスケジュール
- 10月2週目:2024年9月月次
- 10月末:TOPIX買い需要
- 11月上旬:3Q決算発表
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