【達成】アートスパークHD研究~クリップスタジオ浸透で株価5000円(分割後1250円)へ~

アートスパーク研究を始めます

今回は私が保有するアートスパークHDを紹介します。

私の想定通りであれば、上半期に株価は5,000円(分割後1250円)くらいは行けると考えております。なぜそこまで自信があるのか?を本記事でまとめます。

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業績の鍵はクリップスタジオ!

アートスパークの業績で最も大事なのはイラストソフト「クリップスタジオ(以下、クリスタ)」。クリスタをどれだけ多くの方に有料で使ってもらったか?で全てが決まります。

私がクリップスタジオを評価する理由は「モノがいい」「素晴らしいビジネスモデル」「世界中が市場」の3点。もう少し詳しく説明します。

評価の高いソフトウェア

★販売数を基にした「BCN AWARD」のグラフィックスソフト部門で2位

★一般クリエイターが購入するアマゾンで高評価を獲得

★プロである漫画家の先生からも高評価

クリップスタジオは「モノがいい」!プロダクトがダメだと話になりませんが、非常に評価が高いことがわかります。会社側の紹介ページには、さらに詳しい情報が掲載されています。

素晴らしいビジネスモデル

課金利用者を増やすには下記の流れが必須です。

1.新規の無料利用者を増やす(体験

2.無料利用者から有料利用者に転換させる(課金

3.継続して利用してもらう(愛着

現代は「モノがよい」だけでは売れる時代ではありません。どれだけ多くの人に認知してもらい、体験してもらうかも重要な要素です。そのためにも大小問わず「プロモーション」を仕掛ける必要です。中川翔子さんを使った施策もその一つです。

クリップスタジオのサブスク版では、有料機能を約半年間無料で体験できる機能を提供。非常に利用ハードルが低い。毎月の新規体験者数は月次で発表される「累計出荷本数」で確認することができます。

2021年に入り、毎月約40~50万本ずつ拡大。つまり、毎月50万人に体験者が増加したことになります。「イラストソフト」がですよ!!これは「世界中が市場」だからですね。

続いて、無料で利用した人がどれだけ課金利用してもらえたか?

その前に、アートスパークには「サブスク版(月次払い)」「DL版(一括払い)」と2種類の形態があります。毎月、IRからは無料体験可能な「サブスク版」の契約数進捗率が発表されています。

無料利用後、サブスク版の利用者も順調に増えていますね!毎月50万人を超える人に無料で使ってもらって、有料利用者を増やす。素晴らしい循環ですね。

ただ、せっかく課金しても解約されてしまっては意味がありません。大切なのはクリスタへの愛です。もともとお絵描きソフトは特定のものに慣れると、別のソフトにスイッチしづらい道具のようなものです。

これに加えて、不明点の解消やテクニックの共有などが行われるコニュニティ(創作応援サイト)を完備し、ユーザー間での助け合い・コミュニケーションができるようになっています。いわゆるユーザー間のネットワークが出来上がっています。それも全世界共通で、翻訳機能も完備!ここに来れば悩みが解決できる!こうなるとクリスタ沼にはまってしまいます!

会社側からすれば、コミュニティを通じユーザーのフィードバックを簡単に受けられます。この点も素晴らしい!!

体験→課金→愛着のモデルを既に完成させたクリスタ。ここに正面から勝負する競合は新規に現われるでしょうか?あるとしたら、既存競合である世界のAdobeでしょう。

私はAdobeが相手でも勝てると思います。なぜなら、クリスタが「イラストやマンガ制作」に特化したソフトだからです。そして、「イラストやマンガ制作」は日本が世界の最先端でもあります。

日本の最先端を走るクリエイターを支える質の高いクリスタに、米国発のAdobeが「質」で勝てるでしょうか?なかなか勝てないから、クリスタが利用者を伸ばしているのでしょう。

いずれ、AdobeがセルシスをTOBするということがあるかもしれませんね!

1.新規の無料利用者を増やす(体験

2.無料利用者から有料利用者に転換させる(課金

3.継続して利用してもらう(愛着

1~3をすでに回しているクリップスタジオ!そして売上の入口となる体験者数は非常に重要。毎月、月次で発表される「新規出荷数」と「課金数」の推移しっかりウォッチしましょう!

本ブログでは、毎月の月次を検証しています。最新情報はこちらです。

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アートスパークHDが低評価の理由

素晴らしいビジネスモデル。世界中で利用者は順調に拡大。しかし、PERを基準とした評価は20~25倍程度と低評価。なぜでしょうか?

これは「比較」対象銘柄がないことと、コロナ恩恵銘柄という見方がされているからだと思います。※Adobeとは規模が違いますので悪しからず。

比較する銘柄が国内に無いため、どの程度のPERが馴染むのか?が分かりにくい。そして、コロナで家にいるから絵描く人増えたんでしょ?どうせウィズコロナ銘柄でしょ?という観点です。

前者は私も同感ですが、後者は間違っていると思います。ここが低評価の理由だと思います!

コロナ終息後も安定した成長を証明できれば株価は上昇します!そのためには、月次&決算で好調であることを、継続的に証明することが必要です。

※なお車載ソフト周りは予想できないので、無理に予想しません。

鬼畜な値動き

2021年4月30日に発表された月次データを活用しアートスパークの値動きの特徴を把握します。

アートスパーク株価

同日に発表された月次+上方修正で寄りから株価は上昇。しかし株価は高寄りからの暴落(2950円→2750円)。※前回発表された時も同じ動きでした。

アートスパークは値動きが激しい。その原因として挙げられるのが、個人投資家に人気だから。個人投資家の多さを表す基準が信用買残です。

信用買残はピークからは30万株ほど減っていますが、まだまだ多いです。早く1日の出来高より少なくなるくらい、こなれた数字になることが望ましいです。

ただなかなか難しいのが現実。ホルダーはジェットコースターな値動きを受け入れるしかないですね。

サブスク版への移行について

現在、「DL版」と「サブスク版(アプリ版)」の売上内訳は発表されていません。ただ企業側は、「DL版」から「サブスク版」移行に力を入れています。

DL版とサブスク版の違いをこちら。

初期費用継続費用利用期間
DL版5000円0円永遠
サブスク版480円480円支払期間に準ずる

DL版は購入時にすべてのお金が動きますので、企業側は売上額を一気に獲得できます。短期的にはDL版をたくさん売ったほうが、業績が上がるでしょう。では、なぜ企業側はサブスク側に移行させようとしているか?その理由に「体験のしやすさ」「課金のしやすさ」「利益率の高さ」「利用期間に応じた売上獲得」があげられます。

体験のしやすさ

体験→課金→継続のモデルでは、入口となる「体験」者の獲得が重要です。体験ハードルは低ければ低いほうがいい。体験段階で、いきなり課金を迫る(=DL版購入)ことはユーザー負担が大きく、ハードルが高いといえます。

体験者数を増やすため、ハードルが低い「サブスク版(アプリ版)」に力を入れているわけです。

また、コロナによるタブレット端末の広がりや、ペイントデバイスの発展・普及により世界に裾野が広がっている環境にあります。つまり世界に市場が広がっているといえます。

課金のしやすさ

体験を通じ「課金したいな!」と思っても、「数千円」と「数百円」だすのであればハードルが低いのはどちらか?当然「数百円」ですね!ただし、DL版と比較して初期の実入りは少なくなります。でも大丈夫。商品を長期間使ってもらえる自信を持っているから、長期的に使ってもらえるだろう、と考えているでしょう。

利益率の高さ

DL版の一部には小売店やアマゾンを通じて販売するケースがあります。そうなると、販売店へのマージン、ソフトやマニュアル制作費用、販路の確保が必要です。また、バージョンが新しくなったら、更新作業等も必要になります(小売製品)。一方、サブスク版(=アプリ版)は、アップルやグーグルに支払うプラットフォーム利用料以外は費用が発生しません。更新作業等の手間もかからず、課金時の利益率を考えれば圧倒的に、サブスク版の方が有利です

利用期間に応じた売上獲得

クリップスタジオプロには2つのプランが用意されています。

1.DL版:5,000円
2.サブスク年額版:2,800円
3.サブスク月額版:480円

「クリスタを使い続ける」意思の固い方以外は2or3を選択し、多くの一般ユーザーは3を選択するでしょう。仮に、3を11か月使うと5,280円となり1を超えます!つまり、初期ハードルの高い1を売るより、初期ハードルの低い3を販売したほうが儲かる(可能性が高い)ということです。

では、長期的に続けられるものなのか?

  • イラストを描く行為は多くの人にとって趣味
  • 作品完成には時間がかかる
  • 作品発表の場としてSNSが存在
  • 世界的なアニメブームで描く対象の広がり

挙げるとキリがありません。いま描き始めた人は、描き続ける環境だと思います。

以上、「体験のしやすさ」「課金のしやすさ」「利益率の高さ」「利用期間に応じた売上獲得」からサブスク版の移行が正しいといえるでしょう。

アートスパークの優待はこちら

スマホ・iPad・パソコンで描けるクリップスタジオペイントEX。QRコードで専用サイトに移動後、ハガキに記載の個人コードを入力で登録完了。あとはダウンロードするだけです!

6月分が9月初旬に届いていますので、12月分は2月上旬に到着するでしょう。

今後のシナリオ(株価5,000円※分割後1250円への道)

本日(2021年9月22日)時点で上場来高値を更新し1,115円まで到達したものの、ブログ表題である株価5,000円(分割後1,250円)に到達しておりません。

しかし、利用者は積みあがっておりいずれ1,250円を超えるのは時間の問題だと思っています!下記は2021年5月初旬に記載したものです。

上半期のベストシナリオ

5月7日に発表される第1四半期業績の営業利益が、上方修正後の進捗率50%を超える業績だった場合、現予測値が保守的であることを意味します。

これは「サプライズ」!!当然、年間業績への期待も一気に高まります。

この場合、3月月次が発表された当日の高値2,968円を上回るだけでなく、上場来高値(3,555円)にチャレンジする可能性が高いと思います。特に4月の月次が良ければ上場来高値を更新は堅い。

加えて、5月分の月次が好調(発表は6月下旬)だった場合、中期経営計画の角度が高まることから6月末株価5,000円を目指す展開になると予想されます。(四季報来期EPS147.1円×30~40倍程度)

すでに4月分の月次は好調であることが分かっています。あとは5月の実績がチェックできれば問題ないですね。

セカンドシナリオは上半期で上場来高値チャレンジ

セカンドシナリオは、5月7日に発表される営業利益の進捗率が49%以下の場合です。現時点でも期待が乗っている株価のため、一時的に株価が下がる可能性があります。

この場合、株価上昇には月次の積み重ねが必要になります。

5月下旬頃に発表される4月実績が好調継続であれば、年初来高値2,968円超えを目指すことになると思います。さらに、6月に発表される5月実績が好調であれば、上場来高値3,555円にチャレンジすると想像します。

どちらのシナリオでも、上半期中に上場来高値にチャレンジするでしょう。

アートスパークのリスク

アートスパーク最大のリスクは、新規出荷数の減少はもちろん、「有料移行率の低下」「解約率の上昇」です。しかし、いずれも予想ができません。

現時点で、有料移行率に(一時的にも)悪影響を与える可能性がある「サービスリニューアル」や「競合サービスの大きな動き」が行われるようなニュースはありません。祈りましょうw

念のため記載しますと、クリスタ以外の悪材料(車載とか)で株価が下がるようなことがあれば「買い」です。ここ半年間位同じ動きですから。

アートスパークの投資方針について

完璧なビジネスモデルをもつクリップスタジオ。そして国内だけでなく世界に市場が広がっています。こうなると、時間こそが勝負。長期投資を基本に、暴落時に買い増しをする、これだけです。

前述の通り、アートスパークは鬼畜な値動きをします。精神的にきつい時もありますので、保有量は計画的に!無理のない範囲で勝負したいところですね!

※アートスパークの研究記事は随時更新中です。詳しくはこちらをチェック。

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楽天証券の「トウシル」でも人気になる記事の出元ですね!

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SBI証券の米国株人気ランキングに顔を出す高配当銘柄「AT&T」の今後についてまとめられています。私の米国の保有株を見ていただければわかると思いますが、AT&Tは主力銘柄の1つで、メディア事業スピンオフ後の動向が気になっていました。

通信会社のAT&T(NYSE:T)は、2015年に490億ドルでディレクTVを買収し、2018年に850億ドルでタイムワーナーを買収してデジタルコンテンツ分野に参入していましたが、その方針に終わりを告げました。投資家は、AT&Tのこのような行動を好んでおらず、株価は過去5年で30%以上下落しています。AT&Tは現在、ワーナー・メディア事業をスピンオフし、ディスカバリーと合併して独立した会社を設立しています。

内容を話すと怒られそうなのでw無料メルマガですのでご安心をw
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