まさかの上方修正開示
数値自体に驚きはありませんが・・・材料を出し惜しみせず全部出し。やる気だな!
セルシス下期に残された材料についてまとめていきます。かなり願望も含まれますのでご容赦を。
- 10億円の自社株買い
- 東証プライムへの市場変更
- 通期業績の修正
- 下期の増配
- 中期経営計画と特別損失の計上
- 他社からの資本注入
詳しく紹介いたします。
修正された数字自体は私の予想通りでした。下期の営業利益が減っているのは、流通ソリューション事業の広告宣伝費が後ろ倒しを予定しているのでしょうか?現状では、売上・営業利益を上方修正する余地はなさそうに思います。
経常利益以下は予想が困難。(※当期利益は「その他有価証券評価差額金」が約2.2億円の赤字を計上。一株当たり利益の伸びがイマイチなのはこれが原因。まさに市場次第)。修正余地があるのは経常利益以下でしょう。
月次を見た感想
上方修正を出すきっかけとなった7月の月次。想定以上にサブスクが伸びているだけでなく、ツール販売も粘り腰を見せています。年末に月次売上7億円も見えてきましたね。参考までに、12月までの月次売上予想も掲載します。
サブスク以外は2022年の数値をそのまま、サブスクは毎月7百万円伸びる想定で算出。もし来期もサブスクが毎月7百万円で増加すると・・・来期の数値は楽しみですね。
古い中期経営計画を再掲します(新中計は3Q以降に発表予定)。2024年12月期の営業利益は約20億(会社予想)と発表されており、過去予想を突破。仮に2025年12月期はコンテンツ流通ソリューションが8.5億円赤字だったとしても、グループ営業利益、25億円を超える予想です。流通ソリューションの投資を抑えれば、中間値の29.2億円も夢ではありません。楽しみですね。
今後のスタンスと将来予想
下期に残された材料は「10億円の自社株買い」と「東証プライムへの市場変更」。いずれも織込済み。市場が壊れている今こそ「自社株買い」も発表してほしかったですね。といってもホールドのスタンスは変わりません。
株価予想・・・市場が壊れていますので正しい評価をもらうのが難しいです。市場の安定+来期の順当な成長を折り込めば、1080円は最低ライン。そもそも好調な業績に加え「自社株買い」+「配当」を合計した総還元性向は異常値なんですよ・・・市場が壊れるタイミングが悪い!!
※目標株価の算出根拠は「持株の目減り分の2.2億円」を加味したものです。
少し今後のことも想像します。もうすぐ新しい中期経営計画を発表されると思います。
「今まで市場を裏切り続けた業績予想」より「積極的な株主還元」を発表してほしいです。プライムを目指す「純資産50億円」というハードルがある以上、額を決めた自社株買い発表は困難。株主還元の強化を表現するためにも、総還元性向もしくは配当性向「最低50%」もしくは「累進配当」を発表いただきたい。来期以降、減配になるような心配をさせてほしくないです。ぜひご検討いただけると幸いです。
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