クリサポ事業の中計比較
3月の月次で突如発表されたクリサポ事業の売上内訳。これどこかで見たことあるよな・・・と思ったら2020年秋に発表された中期経営計画に記載がありました。
各項目の具体的な数字がわからないので、棒グラフの長さを図り各事業の数値を算出しました。それがこちらです。
| 単位：億円 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
| 流通直販（ツール販売） | 27.5 | 28.6 | 27.2 | 26.7 |
| サブスク | 15.3 | 23.5 | 32.3 | 44.2 |
| ソリ＋他（電子書籍ほか） | 12.2 | 14.3 | 15.1 | 18.5 |
| 合計 | 54.9 | 66.4 | 74.6 | 89.5 |
全体を見ると、流通直販（DL版や法人ライセンス）からサブスクへの移行を促すのではなく、流通直販の売上は維持しつつ、サブスクの売上を伸ばす計画になっています。強気だな・・・相変わらずｗ
で、サブスクの売上を確認すると2022年以降「23.5億円」→「32.3億円」→「44.2億円」の推移。強気です。現在の売上をチェックします。
2022年3月の移動平均ARRは19.6億円。今期売上は23.5億円、来期売上は32.3億円なので、2022年7月頃のARRで23.5億円、2022年12月頃のARRは27～28億円ほどのARRが目途。ここを達成するには、毎月0.7～0.8億円ほどARRの増加が必要です。
ただ、そこまで伸びたのは数えられるくらい。やっぱり中期経営計画は強気すぎ・・・。他の項目も同様です。直販売上は維持できるか、減少を続けるソリューションもこれから増加に転換できるか。課題は多いですね。
そうなると、中期経営計画達成には「WEBTOON Entertainment」や「株式会社ワコム」との提携は外せない、ということです。もしかしたら、さらなる提携もあるかもしれません。例えば、サムソンなどのデバイスメーカー（いわゆる入口）や、ピクシブなどの画像サービス（いわゆる出口）など・・・。さぁこれからどうなるか。
楽しみですね！（1株当たり利益は減らないようにお願いします！）
大株主の状況（4月28日時点）
- 上位10社の合計は26.0％→28.4％に増加しました。
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