今日は2本の動画がアップ!S&Pも日経も大きく動く下落。さてダンの見解とは?
高橋ダン今日の世界ニュースダイジェスト(5月14日)
上記は5月14日(日本時間で5月15日)の結果。前日は全世界的に下がっていた。日本も同様に下がっていた。なぜ下がったのか?FRBのパウエルがスピーチが原因だと考えている。
パウエルのスピーチでは「マイナス金利は適用しない」「アメリカ経済は低下する」2つのことが発表された。アメリカ経済が低下するといったのか?これは将来的に金融緩和をする言い訳を作りたかったのだろう。ただ、コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向。これがきっかけで株式市場が下がったわけではない。
商品先物、原油の動きは安定している。ほとんど無視していいと思う。
今後、失業者人数が増加することは織り込み済み。失業率が悪い、というニュースがでても無視していいと思う。今週の経済指標の注目は金曜日。特に中国とアメリカで重要なデータが発表される。
中国は失業率、製造生産指数。アメリカは製造生産指数、消費残高、最も重要なのはミシガン大学消費者信頼感指数。データは過去、現在、未来のデータがある。最も大切なのは未来を見ること。マーケットは指標ではなく感情で動く。みんながどのように予想しているのか?を把握しよう。
株価が急に下落⁉ダイジェスト
ここ数日、株式市場が急に下がった。ボラティリティが上がってきている。今後、株式市場は下がるのか?(2番底は来るのか?は別のビデオを見てほしい。該当する記事はこちら。)
期間が違うと予測は変わる。今回は短期的な目線で考えていきたい。これはNYダウのチャート。
2つ日間で4%低下。ここ数日、出来高も増えている。なぜ下げているのか?それはパウエルのスピーチ。スピーチでは「マイナス金利は適用しない」「アメリカ経済は低下する」の2つが発表された。
多くの人は「アメリカ経済が低下する」と発言したことが理由だと考えるだろうが、私は違うと思う。なぜなら、歴史上「経済の低下」は金融緩和を生み出し株価上昇につながる。今回は下がっている。さらに悪い指標はもう織り込み済みの状態だ。
下落の理由は「マイナス金利は適用しない」ということだ。トランプは選挙を見据え株価を上げたい。そこでさらなる金融緩和をしたいと考えている。マイナス金利はそのアイデアだ。そこを否定したことが下落につながったと考える。今後、日本株、米国株市場は下がるのか?
これは日経平均のチャート。
ダブルトップ気味に見える。もしダブルトップだった場合、19000円付近まで下がる可能性がある。ただ、売買代金は少なく自信度は低い。このチャートでは、ボリンジャーバンドを活用している。
ボリンジャーバンドはボラティリティから値幅を予測するツール。ボリンジャーバンド的には短期的に19000円レベルまで低下する可能性があるので注意が必要。
続いてダウのチャートを見てみよう。
大きく下がっている。アメリカと日本の変動率を見てほしい。日経平均は48時間で3.5%。アメリカ市場は5%下がっている。アメリカが下がると日本は下がる。ボラティリティはアメリカの方が大きい。これは3月のコロナショック時と状況が似ている。
アメリカはダブルトップの状態。今後下がる傾向が続きそう。さらにボリュームも上がっている。MACDやストキャスティクスも下げを支持している。注意が必要だと思う。
この状況の中でどういう投資法が必要か。とにかく様々な商品に資産を分散するべき。ダンは1つの商品に10%以上投資しない。投資商品を多様化している。
一番のアイデアは金とビットコインを買い続けること。歴史的に金融緩和すれば上昇する。買うのであれば現物>ETF>先物の順番がお勧め。少しずつ買おう。
株式市場に話を戻そう。米国は短期的に下がりそう。この場合、空売りの割合を増やす。例えば、買い7:売り3なら、5:5に変更する。極端に売ったり、買ったりはしない。ゆっくり時間をかけて買う。その逆もでゆっくりゆっくり売ることをお勧めする。