コロナウイルスの影響でアメリカ4月の小売売上高が過去最悪の落ち込んだことが発表されました。この件についてダンが解説をしています。
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高橋ダン動画ダイジェスト
アメリカ商務省が15日、発表した先月の小売り業の売上高は、前の月と比べて16.4%減少し、統計を取り始めた1992年以降で最悪でした。このうち、衣料品はマイナス78%、家電・電子機器はマイナス60%でした。
今回の統計が、外出が厳しく制限された中でのものだったとはいえ、アメリカのメディアでは「長期にわたる外出制限は今後、経済活動が再開しても、必要最低限のものしか買わない消費動向につながるかもしれない」といった報道もあり、アメリカ経済の7割を占める消費が今後も低迷し、深刻な影響を与えそうです。(ロイター通信)
今、小売りは大きな変化が起きている。アマゾンをはじめ小売りはオンラインに移行しつつあり、この動きは各国で進んでいます。リアル店舗はサンセット企業・・・斜陽産業といわれています。すでに弱かった産業がコロナの影響がどの程度の影響があるのかを見ることはとても重要だと考えている。
長期的なチャート(35年)を見ると・・・ここまで下落したことはなかったですね。
下記データは前月比のデータ。4月は3月と比較して・・・ということです。
それでは中国のデータを見てみます。(このデータは前年同月比)
コロナウイルスが世界で最初に流行した中国はすでに回復しています。このデータから、中国より後にコロナウイルスが流行したアメリカやヨーロッパ、日本も夏から秋にかけて徐々に回復すると考えると思っています。
ただし、この業界自体が斜陽産業。長期的な投資をするべきではないと考えています。人々の購買行動はコロナを契機に大きく変わると思います。